松落葉

祭と一緒に出されたのが松落葉であった。
松に限らず大方の常緑樹は春から夏にかけてが葉っぱの新旧交代の時期である。
松は雌雄同株の針葉常緑高木で、古来、一年中緑色をしていることから長寿の象徴として尊ばれてきた。
春に「松の芯」と呼ばれる新芽をだし、新しい葉を出したあとに古い葉を落とす。その落ちるさまは人目に付く訳ではなく、知らず知らずの間に音もなく落ちている。
松の木の下にはその落ちた松の葉が、まるで敷き詰めたように茶色く広がっている。散歩のときなどに足が少し滑ったことで気が付くこともある。
なお、同様な季題に敷松葉があるが、これは庭園の霜よけや苔の保護、景観のためなどに枯れた松葉を敷き詰める人為的なもので、冬の季題となっているので、混同しないようにしなければならない。
その松落葉を詠んだ今日の一句をご紹介しよう。

  松落葉かつてはここも漁師村  英世

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