私の好きな一句

若葉して御目の雫拭はばや 芭蕉

この句は松尾芭蕉の紀行文「笈の小文」に収められているもので、芭蕉が奈良の唐招提寺を訪れた際に詠んだ句とされている。
天平時代、唐の戒律僧の鑑真は日本への渡航を決意するも暴風などに出会い、旅の途中で両目の視力を失った。
その目をつぶったままの鑑真像を拝した芭蕉は、思わず庭の若葉で鑑真の涙の雫を拭いてあげたいと思い賜った句である。
私も唐招提寺を訪れたことがあるし、大宰府の観世音寺戒壇院にもゆかりのある鑑真に親しみを覚え、いっぺんに好きになった一句である。

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