六月の花ごよみ「柿の花」

むかし、田舎の実家の庭に大きな柿の木があった。当時にしては珍しいゴマの入った甘柿で、季節になるとおやつに弟たちと食べたものである。
ただ、柿の木は枝が裂けやすいので、決して上ってはならぬと父からきつく言われていた。
その柿の木が6月になると白い花をつける。
四角形をした白い可憐な花は強い香りがあり、時期が過ぎるとぽろぽろと零れ落ちて来る。落ちてくる花は役目を終えた雄花で、それが坂道などを転がる様はメルヘンチックである。
この柿の花が咲くと夏はもう目の前である。

   柿の花風にころころ転げけり  英世

kaki0026.jpg kaki009.jpg
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hideyo.blog69.fc2.com/tb.php/1500-698df046

 | BLOG TOP |