夏暖簾

この夏暖簾は字のごとく夏の暖簾で、この時期よく詠まれる季題である。
新日本大歳時記によると、「軒先に張って日除けにする暖簾であるが、夏季になると涼しい柄をあしらったものに改める」とある。
ところが私の知っている暖簾は、日除けの意味よりもむしろ店と街中を仕切るためのものであり、その短い暖簾をくぐることで人が客になる門のようなものである。
私の行きつけの割烹「ひしむら」でも、夏になると麻暖簾に替えて涼しさを演出しているし、同時に女将も一重の涼しそうな着物を装ってくる。
また、博多と言えば屋台が有名だが、その屋台も冬の風を遮る手段が暖簾であり、夏に風通しを良くするのもこの暖簾である。
その夏暖簾を詠んだ今日の一句をご紹介しよう。

  北斎の波を染め抜き夏暖簾  英世

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