私の本棚「ホトトギス巻頭句集Ⅱ」

昨日は久しぶりに雨の中の散歩を楽しんだ。やはり梅雨には雨がよく似合う。
さて、ホトトギス巻頭句集の続きである。
この巻頭句集は明治41年から始まっているが、当初は私の愚脳ではなかなか理解できない難解な句が多かった。中には「ふくよかの花の香や火桶火や冬の小室に」(島村元)のように、あと数文字足せば短歌のような巻頭句もあった。
ところが、虚子の言う「有季定型」「客観写生」が浸透してきたのか、大正10年ごろからいま私たちが親しんでいる俳句の型が多くなってきた。
そこで登場してきたのが阿波野青畝、山口誓子、川端茅舎、水原秋櫻子の面々である。大正13年の9月から12月の四か月間はこの四人で巻頭句を分け合っている。
その後の俳句界をけん引していく彼等が切磋琢磨している姿に、虚子は眼を細めていたに違いない。
彼等に続きその後登場してくる著名な俳人の句を楽しむことができる巻頭句集であった。

 五月雨や一日紐解くホトトギス  英世

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