私の好きな一句  隣に駐車場

おはようございます。
昨日はシステムのトラブルで更新できませんでした。改めて昨日予定していた原稿と共に掲載いたします。

私の好きな一句
谺して山ほととぎすほしいまゝ  久女
北九州在住の杉田久女が修験道の大道場であった福岡県の英彦山で詠んだ句である。
英彦山を訪れた久女はそこで時鳥の澄み渡る鳴き声を聞いた。
その美しく鋭い鳴き声は深い緑の山々にこだまして、久女はそれを「ほしいまゝ」と切り取ったのである。
久女は女性俳人の魁の一人で、当時ホトトギスに投句して虚子からも高い評価を得ていた。とは言えまだ男性中心の俳句の世界で、「ほしいまゝ」にふるまえない自分の境遇を時鳥に託したのかもしれない。
その後久女はホトトギスを破門され、精神に障害をきたすという不遇な晩年を送っている。

隣に駐車場
すでにお話ししたように、隣がコインパーキングになった。こんな閑静な住宅地で時間駐車する人がいるのだろうかとも思うが、私がとやかく言う問題ではない。
ところで、アパートが解体されて駐車場になったことで初めて気が付いたことがある。
まず、アパートが目隠しになって我が家の玄関先が目立たないようになっていたのが、玄関ドアを開けるたびに玄関の中が丸見えになってしまったのである。
結果、目隠し用と酔っぱらいの私が駐車場に落ちないようにと、簡単なフェンスを立てなければならない羽目になった。
更にはアパートが適当な日影を作ってくれていたのに、無くなったことで西日がまともに当たり、暑いのなんの耐えられたものではない。これではエアコンの電気代はうなぎ上りであろう。
古いアパートが立っている時は、やれ見栄えが悪いだの危ないだのと文句を言っていたくせに、いざ解体されてしまうとまた新たな文句を言う。
いやはや人間とはなんと我が侭な動物なのだろうか。

  新築の間取りの誤算大西日  英世

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コメント

Re: 久女のこと。

五条の病院訪ねたことがあります。
ここで窓越しに久女は何を考えていたのでしょうかね。
才とと奇は紙一重のような気がします。最もこちらは心配ありませんが。

久女のこと。

大津様、俳句のことは解りませんが、久女の句には
わぁと思う句があります。五条駅近くの県立太宰府病院(筑紫精神保養所)に、夫の友人の医師に麻酔を打たれて入院させられて。
そこで亡くなったという話を知って以来、幼年期を父の赴任地南国沖縄で、闊達に明るく過ごした少女、長じて素晴らしい句を詠んだ聡明な女性がなぜ神経を病んで精神病院で亡くなったのか?
 気になって、久女に関するものを色々読み漁ったことがあります。今も大宰府病院の坂道の見事な桜並木を見たりするたびに、
久女のことを思います。

Re: 私の好きな一句

この俳句を最初に読んだ時に、「ほしいまゝ」に違和感を感じていました。
ところが何回も口にして馴染むとともに、久女の境遇を知って理解できるようになりました。
北九州の久女ゆかりの寺も訪ねたことがあります。

私の好きな一句

こんにちは。
山ほととぎすの句は私も好きです。

あの一句ができるまで、久女は着物姿で鎖伝いに英彦山に何度も登ったとか、すごい方でしたね。

ほしいまま、紐いろいろ、とかあまりにも有名な句の言葉は
使いづらいですね。

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