七月の花ごよみ「夏祭」

毎年7月は博多祇園山笠をはじめ、各地で夏祭が盛大に行われる。
それらの大きな祭も楽しいのだが、小さな村での夏祭も捨てたものではない。
私の故郷三瀦郡犬塚村(今では久留米市に編入)では、今でも村の玉垂宮という鎮守で季節ごとに祭があるが、その中でも「よど」と言っていた夏越の祭りが一番楽しかった。よどの意味もどのような字を当てるかもはっきりしていないが、一説によれば宵宮(よいみや)から来てるのではと言われている。
よどは村の中学生が中心となって祭を盛り上げ、この祭に寄り会うことが一種の大人への登竜門みたいになっていた。
祭では米粉を蒸して餡をくるんだ素朴な「よど饅頭」が家々で作られ、お宮ではお母さん方が大豆と昆布と炒り子を大なべで焚いて参拝者にふるまっていた。
この祭りは一種の夜祭で、親子が一緒になって騒ぎ楽しんだのものである。
60年前の楽しい夏祭の思い出である。

  故郷の青年団の祭かな  英世

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