寝茣蓙

近くのホームセンターで、寝茣蓙を買った。あの藺草の寝茣蓙である。
私の田舎は藺草の産地なので、寝茣蓙や花茣蓙は身近なもので、亡くなった伯母は花茣蓙織りの伝統技術保持者であった。
実は私は全くの婆ちゃん子で、遠足や学習参観などの付き添いはもとより、寝る時も祖母と同じ布団で寝ていた。
ところが、寝苦しい夏に使うのが寝茣蓙のはずだが、祖母は真冬でも寝茣蓙を使っていた。理由はよくわからないが、決して温く柔らかい敷布団で寝ようとはしなかった。
明治生まれの祖母は温かい布団に寝る習慣などなかったのかもしれない。
必然的に私も寝茣蓙で寝る訳だが、長年の習慣で抵抗は全くなかったが、祖母と別に寝るようになって、そんな習慣は途切れてしまった。
寝茣蓙を買って妙に祖母との暮しを思い出し懐かしくなった。

  泥の香の匂ふ寝茣蓙や祖母の夢  英世

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コメント

Re: 懐かしいです。

おはようございます。
昔の暑さしのぎは先人が工夫に工夫を重ねて編み出したものですね。
美空ひばりの「金鳥の夏」を思い出しました。

懐かしいです。

大津様、そうでしたねえ、寝ござ、あのイグサの匂い懐かしく
思い出しました。寝茣蓙、蚊取り線香、蚊帳、うちわ、バンコでの夕涼みなどなど、日本の夏の風物詩・・・いつの間にか消えかけています。昔の夏はこんなに猛暑じゃなかったですねえ。
空がにわかにかき曇って、雷が鳴って、ざっと夕立が。
そのあとには虹が出て・・・夕立の代わりに瞬間的豪雨とは
余りにひどすぎます。

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