一句の風景

炎昼や自販機だけの峠茶屋

真夏の温泉を訪ねた時の句である。
少し遠出して鄙びた山奥の温泉に入りたいと、佐賀県の山川温泉まで車を飛ばした。ここは低温泉で知られている。
ここには低料金の公共温泉があり、地元の人で賑わっている。いや、賑わっているというのは誤りで、誰もが静かにしかも長々と湯につかっている。
私も川沿いを飛ぶ燕の数を数えながら、約1時間湯に浸かっていた。それが苦にならないとう言うかむしろそうせざるを得ないほどの低温である。
それでも汗をかく。汗をかけば喉が渇く。
帰り道の峠にたしか茶屋があったはずだと遠回りしたところ、茶屋はなくぽつんと自動販売機だけが立っていた。
2014年(平成26年)7月「季題:炎昼(夏)」
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