山本作兵衛の絵

俳句大会で田川市石炭・歴史博物館の安蘇(あそ)館長による、世界記憶遺産「山本作兵衛さんの世界」という記念講演があったので、今日はその山本作兵衛の話をしよう。
山本作兵衛は生涯21もの炭坑を渡り歩き、その間産炭技術の変遷と炭坑夫の暮しをつぶさに観察し、頭に記憶してたまにはメモやスケッチにして来た。
62歳で鉱山を去った作兵衛さんは、その記憶とメモをもとに絵を描き始めた。
初めから炭鉱の絵を描き始めたのではなく、最初は子供の遊びや町の暮らしぶりから書き始めやがて炭坑の父兄を描くようになったのである。
その絵は素朴で見るものをついつい引き込んでいく。
特に炭坑で働く半裸の女性の絵などは炭坑での作業がいかに過酷なものであったかをまざまざと見せつける。
作兵衛の絵が世界遺産になった理由は、単に炭坑の絵と言うだけではなく当時の炭坑街の生活ぶりを今に残してくれる、つまり人の記憶に残してくれるからである。
この絵を生で見られたことに深い感慨を覚えている。

 冬ざれや作兵衛に見る鉱山暮らし  英世

作兵衛 sakubee
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