青写真

このブログで主に人事句に多い珍しい季題をご紹介しようとお話ししたが、今回は冬の季題「青写真」である。
青写真とは、昔遊んだおもちゃの一種で、日光写真とか青焼きと言ったものである。
薄い透明の紙に下絵を描き、枠の付いた小さなガラス盤に納め日光を照射すると青い絵が浮かび上がって来る。
冬の日溜りで、お金持ちの子が買ってきた日光写真に、数人の子どもが群がって珍しそうにのぞき込んだ昔が懐かしく思い起こされる。
そう言えば昔のコピーも青焼きだった。
当時はまだコピー技術がなかったのか、役場の庭で建築土木の技師が大きな図面を青写真でコピーしている光景を飽かず眺めたものである。
今は廃れてしまいかろうじて俳句の季題として残っているが、何時かは消えて行く運命であろう。

 雲出でて写り気になる青写真  英世

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