私の本棚「ごりょんさんの古箪笥」

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今年もいよいよ大詰めで巷では新年を迎える準備で忙しい。
そんな折ふと本棚を覗くと懐かしい「ごりょんさんの古箪笥」という本が目に入った。
すでにお話ししたかもしれないが、この本は古き良き時代の博多商人の一年のしきたりや行事を、博多老舗旅館「川丈」の元女将が紹介したものである。
この本のタイトルにもなっている「ごりょんさん」とは、商家の奥さんに対する敬称で、もともと「御寮人(ごりょうにん)」という言葉からきており、博多を始め西日本で広く使われている。
本では博多の四季の祭や様々な行事、しきたりを丁寧に紹介している。
中でも昔から続く年の瀬から正月の行事は、それぞれに素朴で意義深いものであったことが窺える。
今では消えかかったり、あるいは消えてしまったものもあるが、それでも伝統の灯を消さずに守り続けている人もいるであろう。
急速な都市化の波に押し流されていく、博多の庶民の暮らしを思い起こさせるしみじみとした本である。

 年の瀬や博多ごりょんはうろたへず  英世

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