冬野三月号

春めくと共に冬野三月号が手許に届いた。
同じ冬野誌でも春ともなると、また何となく楽しく捲るものである。
例によって他句会の入選句と共にご紹介しよう。
冬野三月号
 冬空に網目広げて大けやき
 人声を里に帰して山眠る
 日差得て浮ぶ微塵や冬座敷
 山茶花や古式ゆかしく神祀る
 面取れば眉毛も白き神楽翁
 この野辺も古戦場とや枯尾花
 もう歳と笑顔で語り毛糸編む
 森閑と障子明りに阿弥陀堂
 見えざる師とて親しく静雲忌
 悴めるこころも解す足湯かな
冬野インターネット句会
 故郷の母ありし日の梅古木
 春立つや聞けば老医も同い年
 融通のきかぬ旅程や梅三分
 金縷梅の反抗期めくねじれかな
俳句ステーション
 雪女郎も猿も浮かれし秘湯かな
 片仮名を嫌ふ男や初句会
 水仙の天与の刻を疑はず
 初春や松ばかりなる九十九島
愚陀佛庵インターネット句会
 冬の蚊の我が酒すする屋台かな
現代俳句インターネット句会
 安らへる鼠もあらむ猫の恋
 青き眼を赤く燃やして恋の猫
 恋猫に起され妻の盗み酒
 
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