扇子

昨日団扇の話をしたからには扇子の話をしないと不公平のような気がする。
団扇が庶民的なものなら、扇子はやや高尚なイメージがあるし、団扇が家族共有のものなら、扇子は全く個人の持ち物のような気がする。
扇子にはちょっとした思い出がある。
会社の親しい同僚で東北の友人が九州に遊びに来た記念に、祇園山笠の扇子をお土産に上げたところ、彼はいたく感激してしげしげと絵柄を眺めていた。その胸の中に何かが去来していたのだろう。
翌年になって一本の扇子が彼から送られて来た。開いてみると「青森ねぷた」の扇子であった。
聞けば彼は山笠の扇子に感動し、それをヒントにねぷたの会に持ち掛けて作成にこぎつけたという。
博多と東北の青森で、このような扇子の交流があろうとは思いもよらぬことであった。
ちなみに今私が使っている扇子はこの青森ねぷたの扇子で、娘二人を鰐鮫の魔の手から救った小川原湖伝説「道忠幻生」の武者絵である。

 山笠の匂ひ広ごる扇かな  英世

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ねぷたと山笠の扇子
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