愛莉とみたらし団子

先日「愛莉とみたらし団子」という一文を認めたが、発表の機会を逃したのでここで発表するとしよう。
近くに住む孫の愛莉は小学二年生の女の子で、毎日我が家の前を元気に通学している。
愛莉とは時折温泉に行ったり、動植物園や近所の公園で遊んだりしているが、やはり彼女が一番嬉しそうな顔をするのは、何か美味しいものを食べている時で、その時だけは満面の笑顔になる。 
まさに花より団子の年頃で、私はその笑顔を見たくて、愛莉の休みになると時々近所の和菓子屋に誘うことにしている。
目的は菓子を買うことでもあるが、本当はそこで食べるお団子とカフェーオーレにある。
愛莉はいつも陳列ケースに並べられた綺麗なお菓子をしげしげと眺めて品定めをするが、最後は決まってみたらし団子に手を伸ばす。
店内のコーナーに陣取り、愛莉用に薄めたカフェーオーレを飲みながら、みたらし団子を櫛の端の方から頬張るが団子はなかなか櫛から離れてくれない。
そうこうしているうちに彼女の口の周りは団子の垂れでべたべたになってしまう。
それでもさすがは女の子で、服を汚さないように慎重に気を配りながら、汚れた口の周りを丁寧に拭き取ってしまう。
愛莉は食べ終わると必ず「お母さんにお土産を」と私に何がしかのお菓子を買わせる。
いつまでこの爺と遊んでくれるか分からないが、母親を思うその優しさだけは大事に持ち続けて欲しいと願っている。

 幼子の皮ごと食ぶる柏餅  英世

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