篠の子

篠の子と書いて「すずのこ」と読む。
篠とは篠竹のことでその筍は篠の子と言って食用になり、俳句でも夏の季題となっている。
その篠の子が今回の兼題であった。
篠竹は日本固有の竹で丈は低く2~3メートルほどで、各地の山地の斜面に密集して生えて小さな藪を作る。その藪は隙間がなく先が見通せないほどである。
その竹は丈夫で、かつては竹行李や竹籠の材料として利用された。
7月頃、稀に茎頂に花を付けることがあるが、その花が実を結んだら枯れてしまう。
よく真竹と間違われるが、真竹は5~10メートルと篠竹よりも丈が高く幹回りも太い。何れも筍を食用とするが、篠の子は孟宗竹の筍とは似ても似つかぬ細身で、煮つけやお吸い物として食べられる。
例によってこの日の私の特選句をご紹介しよう。

 篠の子や裏藪深く父祖の墓  英世

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