私の本棚「俳諧求道」Ⅲ

昨日は菁々子の語る冬野や句集閻魔のことをお話ししたが、今日は菁々子が出会った著名俳人と九州俳壇についての記述の一部をご紹介しよう。
虚子を中心とした中央での華やかな俳壇の陰で、久女、しづの女のほかにも要望な作家が九州に誕生した。
まず最初に登場するのが冨安風生。
彼は東大卒の郵政畑エリートで、福岡貯金支局長と言う要職にありながら俳句に目覚め禅寺洞の門からホトトギスのスターへと駆け上った才人である。彼の句碑は太宰府天満宮と現福岡貯金事務センターに立っており両句碑とも拝見したことがある。
続いて登場するのが野見山飛鳥。
虚子より「曩(さき)に茅舎を失ひ今は朱鳥を得た」と言わしめた野見山朱鳥のことにもこの俳諧求道では詳しく触れている。ただ、朱鳥のことは先に私のこのブログでお話ししたのでここでは省略する。
他にも川端茅舎の名句菜殻火誕生の秘話や清原枴童、森永杉洞などの九州俳人のこと、ホトトギス600回記念大会、仏心寺、虚子堂、帯塚、静雲入寂の様子など細かく描写されている。
冬野を取り巻く歴史と人脈を知る上で大いに参考になった。

 秋蝉の鳴くや帯塚仏心寺  英世

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