如己堂(にょこどう)

昨日冬野十月号の話をしたが、その雑詠欄に恩師古賀伸治先生の「如己堂は二畳一間や天高し」という句があった。
如己堂と言う余人が気付かないような場所や難しい言葉を句に詠むのがこの先生の特徴で、私はこの句の真意を知るには如己堂のことをもう少し詳しく知る必要があると思った。
後日インターネットで調べようと思っていたところ、何と翌日の朝日新聞の読者投稿欄に祖父と孫娘が長崎旅行でこの如己堂を訪ね、孫娘が涙したと言う記事があった。
何という偶然であろうか。人生には往々にしてこのように偶然が重なることがある。
ちなみに調べてみると、「如己堂は長崎県長崎市にある永井隆 が白血病の療養をしていた建物である。長崎の被爆から約3年後の1948年3月、長崎市浦上の人達やカトリック教会の協力により建てられた。この二畳一間の部屋で、永井隆の著名な作品の数々が生まれた。」と説明があった。名前の由来は「己の如く人を愛せよ」である。
俳句は句の素晴しさを観賞することもさることながら、私にはこのように詠まれた場所や事柄を詳しく勉強するきっかけにもなる。

 爽やかや如己堂と言ふ名の由来  英世

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