秋思

台風が去って爽やかな朝を迎えることが出来た。
さて、今月の鴻臚句会の兼題は秋思、秋思ふであった。
歳時記によると「秋思とは秋の頃もの思いにふけることで秋の情懐をいう」とある。
日本人の心の底には「もののあはれは秋こそ…」といった特殊な感情があるようである。人生のしみじみとした哀しさ寂しさを言う観念的な季題であろう。
似たような季題に秋意があるが、これは自然の中にある秋の気配、秋の風情を感じ取る客観的な意味がある。
また秋愁と言う言葉があるが、春愁と違ってこれは季題にはない。これも歳時記によると秋と愁いがあまりにも付き過ぎているからである。
例によってこの日の私の特選句をご紹介しよう。

 思惟仏の横顔に見る秋思かな  英世

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