素麺

私の好きな素麺の季節が今年もやって来た。
汗が止まらないほどの暑さが続いているが、食欲もないこんな時のお昼は素麺に限る。また、黒田天狗などでお酒のあとの腹ごなしにもこの素麺をよく食べたものである。
素麺を食べると子供の頃を思い出す。
実家は農家なので食べるものはほとんど自給自足であった。
中でも小麦粉は自分の田んぼで取れた小麦を近くの精米所で粉にし、手打ちうどん機で自家製のうどんを作ったり、藷やカボチャのたっぷり入った団子汁を毎日のように食べていた。
だが、素麺はそうはいかない。買ってくるしかないのである。
隣りの県に神埼素麺と言う素麺どころがあって、その素麺を農協購買所で買って家族10人で食べた。ものすごい量であった。
もちろん今のような市販の「つゆ」などある訳がなく、母がいりこを出しにつゆを作ってくれたし、父はつゆでもう一度温めた今で言う「にゅうめん」を好んで食べていた。
暑い夏がやってくると決まって素麺が欲しくなり、子供の頃の大家族の食事風景を懐かしく思い出す。

 素麺や十人家族の手の多さ  英世

そうめん2 素麺

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