五月の花ごよみ「若楓」

五月の風と共に野山の木々が一気に勢いを増してきた。俳句で言うところの若葉である。
柳や樟、銀杏に柿と数え上げたら切りがないが、その中でも私は楓の若葉が好きである。
神社や庭園の楓の若葉は折からの日射しの中できらきらと輝いている。しかもその若葉はやわらかくまるで嬰児の掌のような感じである。
楓の若葉の観賞に欠かせないのが盆栽である。
私は自分で盆栽を育てるほどの知識も技術もないが、東京単身赴任中に仲良くなった地元の人に、楓の盆栽を貰って指導を受けながら育てたことがある。
掌に乗ってしまうほどの小さな楓の盆栽だが、前の秋に葉を落として丸坊主になっていた枝に三月頃から小さな葉をつけ始め、この時期になると立派な楓の葉に成長してくる。
小さな盆栽に大自然の力を見るようで、何度その盆栽に勇気づけられたことだろうか。
ちなみに、その楓の盆栽は東京を離れる時に、贈り主に育てて貰うことにして逆贈呈して来た。

 観世寺の甍の波や若楓  英世

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季節の花300より
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