一句の風景

崩れつつ大見得切りし牡丹かな

牡丹は昔から俳句によく詠まれて来た題材である。
それだけに牡丹の名所を訪ねてあちこち訪ねるが、この句は福岡城址(舞鶴公園)の牡丹芍薬園で賜った句である。
牡丹は5月の季題になっているが、この牡丹園では4月中ごろから咲き始め4月末ごろが満開になる。
従って、歳時記で言う5月の牡丹はもう満開を過ぎ散る最中となる。その散り様は花が大きいだけにしなやかに散るという感覚ではなく、どっと崩れると言った方がいいような気がする。
その崩れる様は、私にはまさに歌舞伎役者が大見えを切っているようにも見えた。
2013年(平成25年)5月「季題:牡丹(夏)」

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