金亀子

夏の夜に何処からともなく舞い込んでくるのがこの金亀子(こがねむし)で黄金虫とも書く。羽音がぶんぶんと大きくうなるので、ぶんぶんとかかなぶんとも呼ばれている。
名のごとく黄金色した美しい虫であるが、この虫には面白い習性がある。
物にぶつかって落ちると死んだふりをして動かない。裏返しになるとなかなか起き上がれない。幼虫は作物の根を食べる。
また、この虫は「黄金虫は金持ちだ」と童謡にも歌われているが、その幼虫は実際は農作物を荒らす害虫である。土中から掘り起こされ丸く丸まった白い金亀子の幼虫を見ていると、こんな可愛い虫がいたずらをするのかとにわかには信じられない。
彼等も生きて行かなければならないのだからと言っても、農家は許すことができないのであろう。農家出身の私にはそれもよくわかる。
その金亀子が今回の兼題であった。例によってこの日の入選句をご紹介しよう。

 黄金虫ひつくり返して逃がしやる  英世

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hideyo.blog69.fc2.com/tb.php/798-9785f0d8

 | BLOG TOP |