風呂の変遷

真夏にお風呂の話で恐縮だが、先日温泉に浸かりながら昔の風呂のことを思い出していた。
小学生のころまでは村に共同風呂があり、各家が持ち回りで沸かしていた。電灯はなく菜種油の灯明が唯一の明りで燃料は石炭であった。先日お話しした親戚の鍛冶屋も近くに共同風呂があった。
私はいつも祖母とその共同風呂に行くのが日課で、風呂では必ず祖母の背中を流してあげた。あげく近所からは感心な子だと褒められ止める訳にはいかなくなっていた。
その共同風呂も時代とともに閉鎖され各家に内風呂が普及した。
私の家の風呂は杉の木で作った桶型の石炭風呂で、その風呂が出来た時に思春期の姉たちがことのほか喜んでいたのを覚えている。交代で沸かすのが私たち子供の役目で、あの焦げるような石炭の匂いが懐かしい。
また、初めて五右衛門風呂に入ったのは家内の実家でのことであった。湯船の中に板が浮いており、私は家内から入り方を教わって入った記憶がある。
今は深夜温水器のユニットバスで、気が向いたことに入ることができるようになり、風呂にも一つの歴史があるものだなとつくづく思いながら温泉でくつろいでいた。

 汗流すシャワーの音の心地良く  英世

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