句友との別れ

今日は朝から誠に残念な話をしなければならない。
と言うのは、私の長年の句友で最も信頼していた人が昨日の早朝亡くなったのである。享年71歳であった。
一昨日の夜にどうしても逢いたいとメールを貰い、入院先の病院にお見舞いに行ったばかりなのに、まさか翌朝に逝ってしまうとは予想だにしないことであった。
彼は私がシルバー人材センターの俳句の会「鴻臚」を立ち上げた時のメンバーで、私の片腕として何かと支えてくれた信頼に足る漢でまさに「男の中の漢」であった。彼の博識と多様な経験、行動力に何度助けられたことだろうか。
反面個人的には何かと分からないことの多い人だった。
信州生れで東京の一流大学を出た彼が、どのような経緯で福岡に来て何処で何をしていたのか全くしゃべらなかった。どこか人生を斜に見て達観しているような風でもあった。
敢えて尋ねれば答えてくれたかもしれないが、何となく質問しづらい雰囲気が彼の周りには漂っていた。人間しゃべりたくないこともあるのでと私はそれを黙って受け入れていた。
お見舞いの帰り際に「また来るからね」と言ったのに対し、「もう会えぬかも」と言った彼の言葉が彼独特のジョークと思っていたのに、まさか本当に最後の言葉になろうとは。神様は何とむごいことをするのだろうか。
彼がいなくなったことで俳句の会「鴻臚」の男性は先生と私きりになってしまったが、彼の功績に報いるためにもこの会をますます充実させますと安らかな寝顔に約束した。
君安らかに。合掌。

 秋風となりて逝かれし君のこと  英世

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