ちゃあちゃん

家内が私と結婚したのは二十代の極めて早い時期で、一年後には長女が生まれた。
その後娘も母親とほぼ同じ年頃で結婚しすぐに孫の鈴花が生まれたので、家内は四十代始めでおばあちゃんになってしまった。
ところが孫の鈴花が生まれた時に、私が迂闊にも「君もおばあちゃんだね」と言ったものだから目を釣り上げて反発してきた。事実はそうであっても絶対に受け入れられない言葉だったのだろう。
その後初孫の鈴花がやっと言葉を発するようになって、家内のことを喃語ながら何と「ちゃあちゃん」と呼んだのである。多分お母さんが言葉にならず私たちには「ちゃあちゃん」と聞こえたのであろう。
家内は喜んでこれから私は「ちゃあちゃん」と大はしゃぎしていた。
それ以来我が家ではちゃあちゃんが彼女の呼び名で、その後生れた愛莉もちゃあちゃんと呼んでいる。
ところがある時テレビを見ていたら、ある地方では母や祖母のことをどうしたことか「ちゃあちゃん」と呼ぶことが分かった。
偶然とはいえ不思議なことがあればあるものである。

 祖母と言うにはまだ若し秋桜  英世

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