冬野九月号

冬野九月号が手許に届いた。例によってその他の句会の入選句と併せてご紹介しよう。
今月の俳句ステーション特選二席の日焼の句では、選者の星野高士先生より「これは誰でもそうであろう。日焼けというと野球、ゴルフ、テニスなど屋外のもの。いや農作業かも知れず、広がりのある一句」との評を頂いた。
なお冬野に執筆中の今月の吟行あれこれは「悠久の筑後川、大川・柳川」であった。
冬野九月号
 万葉の里に明るく田植唄
 降りさうで降らぬ夕暮花樗
 作務僧の声に追はるる羽脱鳥
 里山に祀る龍神椎の花
 水滴の星の煌めき蜘蛛の糸
 椎の花匂ふ炭焼窯の跡
 雨蛙とは晴れゐても鳴くものよ
 伝統の浜の朝市紫蘇の束
 故郷の泥の匂ひや泥鰌鍋
 万緑の一揺れも無き亭午かな
 雨垂れを紡ぐや梅雨の鎖樋
冬野インターネット俳句
 新墓碑に縋り哭きゐる秋の蟬(初見主宰選)
 牛の餌に七草彩を添へにけり
俳句ステーション
 雲水の階に憩へる炎暑かな
 思ひ出を遺影の父と夏座敷
 爆竹の弾ける音や夜店立つ
 好きなことなれば日焼も気にならず(特選二席)
愚陀佛庵インターネット俳句
 滝音も水も砕けて落ちにけり(特選二席)
太宰府市俳句ポスト入選
 淡々と叩く木魚や蟻地獄

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