秋の灯

今回の硯潮句会の兼題は秋の灯と月一切の句であった。
漢詩の「灯火したしむべし」の一節から生まれた季題で、秋の夜の灯火のことである。
秋の灯は春の明るく艶な感じの灯と違って、何となくなつかしく落付いた感じがする。
秋の灯には「灯火親し」とか「秋灯下」と言った傍題があるが、これは秋涼の日が続き夜も長くなると読書に親しむようになることから生まれた季題で、どこか読書の秋にも通じる。
そう言った意味では灯火親しは秋の灯よりも、より人の心の通った季題のような気がする。
進学塾で毎日遅くまで勉強している塾生を毎日のように見ているだけに、この秋の灯がより以上に親しく感じられてならない。
例によってこの日入選句をご紹介しよう。

 秋灯や学徒の小さき単語帳  英世

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