椎の実

野菊と同時に出された兼題が椎の実であった。
椎の木は古くから日本に多く存在するブナの仲間で、主に関東から西に分布している。
果実の椎の実は、縄文時代には重要な食料であったと言われ、近年では子供のおやつに用いられた。現在でも博多の放生会や八幡製鉄(北九州市)の起業祭といったお祭りでは炒った椎の実が夜店で売られている。
私たちの子供の頃は鎮守の森に必ずと言っていいほどこの椎の木があり、秋になるとその黒くて細長い実を拾って生でかじったり、たき火をして焼いて食べたものである。
最近の子は菓子類の普及で、椎の実など野生のものを食べた経験のある子は少なくなっているようだが、その野性的で素朴な味を味わってみるのも良いのではなかろうか。
例によって椎の実の特選句をご紹介しよう。

 縄文の塚に椎の実食みし跡  英世

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