美しい日本を愛したアインシュタイン

ずいぶん昔になるが、比企寿美子著の「アインシュタインからの墓碑銘」を読み、このブログでも紹介したことがある。それが先日テレビドキュメンタリーとして放映された。
出版社の招待で日本に航行中のアインシュタインは船上で急病に見舞われ、その時たまたま乗り合わせた徳島出身で福岡にもゆかりのある医師三宅速(はやり)に助けられた。そのことが縁で二人は終生の友となったのである。
アインシュタインの目を通して見た日本を縦糸に、そして三宅との信頼と友情を横糸にした素晴らしい番組であった。
特にアインシュタインが見た日本の美しい風景や、そこから生まれた日本人の寛容さ従順さなどが語られているが、一方その従順さ故に時勢に流されていく危険性も鋭く感じ取っていた。それが現実のものになろうとは、彼も予想していなかったのではなかろうか。
戦争によってもてあそばれた二人の友情、そして岡山空襲で妻を抱きながら死んでいった速のくだりは目頭が熱くなってしまった。
その三宅夫妻の墓にはアインシュタインからの墓碑銘が刻まれている。

 戦争に割かれし二人初時雨  英世

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