木の葉髪

陰暦十月の木の葉髪と言う諺があるらしい。その木の葉髪が今回の兼題であった。
木の葉が落ちる頃のさびしい季節と、髪の毛が抜けることの寂しさを表したもので、この時期不思議と髪の抜けることに気がつき、沈みがちな気分になることが多い。
この木の葉髪は現実的に髪が抜けることではなく、その寂しさを表した観念的な季題として味わうのが良いかもしれない。
過去の名句にもそのように作られたものが多い。人生の淋しさ、孤独さ、はかなさを抜ける髪にたとえて、深層心理的に詠んだものである。
もっとも私には残り少ない髪が気になって仕方がないのだが。
そう言った意味ではこの木の葉髪はかなり難しい季題と言えるだろう。
その木の葉髪を詠んだ句の中からこの日の特選句をご紹介しよう。

 酒旨きうちは健康木の葉髪  英世

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