十二月の花ごよみ「落葉」

いつもお話ししているように九州は温かい南に位置しているので、紅葉の見ごろは11月中旬以降になる。従って必然的に優雅な落葉も12月に入ってからが盛んになる。
むかし東京にいた頃、この時期の武蔵野を歩いたことがある。
なだらかに続く丘陵地帯にはブナを始め落葉樹がたくさん生えており、この時期落葉が盛んになる。その落葉を踏みしめるサクサクと言うかシャラシャラと言うか、その小気味良い音が懐かしい。
資料によるとこの武蔵野の落葉は、麓の農民にとって昔から貴重な肥料で生活の糧だったと言う。家族総出で落葉をかき集め、それを堆肥にして翌年畑に撒いたのであろう。
私は九州のだだっ広い農村育ちだからそのような経験はないが、九州でも山地は同じようなことをしていたのだろう。
今日は西公園に吟行である。果たしてどのような落葉に出会えるだろうか。

  押さへても籠に溢るる落葉かな  英世

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