冬野十二月号

先日冬野十二月号が届いた。
実は私が一年間執筆した「俳句あれこれ」がこの十二月号で終わった。文筆を趣味としているとは言え一年間は結構長かった。
最後の十二月は福岡市西新のリヤカー部隊を紹介して終わりとし、誌友の皆様に一年間の感謝と御礼を述べさせてもらった。
また機会があったらさらに別の題材を求めて執筆することがあるかもしれない。
例によって十二月の私の冬野誌入選句をはじめ、その他の句会の入選句をご紹介しよう。

冬野十二月号
 村人の布施とし供ふ柿二つ
 蜻蛉来て先の蜻蛉に追はれけり
 見え隠れしつつ隠れし月なれど
 この月を地球の裏で観る子かな
 厠にも神在すらし実南天
 拷問もありしや露の刑場跡
 火渡りの神事のごとく曼珠沙華
 朝は焼き夕は煮て喰ふ鰯かな
 対岸は佐千夫の生地野紺菊
 蒼天に縺れ消え入る秋の蝶
 静かなる庭の木漏れ日石蕗の花
 妹に見惚れる兄や七五三
 妻恋の歌碑秋蝶を放ちけり
冬野インターネット句会
 風のまた加速させゆく干大根
 渡ること忘れし鷹の眼かな
 思ひ切り刈り込むことも冬支度
 赤貧に孝子出でけり一茶の忌
 冬めくや博多の街にはね太鼓
俳句ステーション
 弥勒寺の菩薩の指にある秋思
 初鴨の一羽に湖のどよめけり
 露けしや人というふ字の頼りなく(特選一席)
 客足の揃ふを待ちて鵜飼船(11月補追)
 もの書きは夜の慰め秋灯(11月補追)

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