河豚の煮凝

一昨日は昔の仕事仲間9人で忘年会をした。
場所は鮮魚市場会館内の小料理屋で、料理は河豚コースであった。
ところがその河豚料コースで珍しいものが出てきた。付き出しの酢牡蠣の次に出てきたのが何と真っ白に透き通った宝石のような煮凝であった。
俳句の季題にもなっている煮凝はふつう青魚が多く赤茶色に濁っている。ところがこの煮凝は透き通っているではないか。それもそのはずで河豚の身や皮で出来ていたのである。
あまりの美しさに口にするのをためらいしばらく見惚れていたが、腹を決めて食べることにした。何しろ煮凝だから時間を置けば溶けて中身だけになってしまうからである。
長年口卑しくいろんなものを食べてきたが、正直河豚の煮凝は初めてでその味たるや上品で美味しいことこの上なかった。
そのあとは定番の河豚の鰭酒で浮世をさまよいながら、河豚刺から河豚のから揚げ、河豚ちり、雑炊と年末の一夜を河豚三昧で楽しんだことは言うまでもない。
今日の句は芭蕉の河豚の句をもじって詠ませてもらった。

 河豚食つて何ともなしや今朝の夢  英世

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