恩師の句集

俳句を始めてこの年末で16年目を迎えるが、一向に上達しない自分に少々苛ついて、「炭」の句に咬みついたりしている。
こう言う時は初心に帰れと、初めて俳句の手ほどきを受けた恩師の句集「初鏡」を読んで見た。
恩師とは故熊谷恭世先生と言ういつもお話ししている料亭「ひしむら」の現大女将のご母堂のことで、私が俳句を始めたのを機に頂いた句集である。
もちろん私の書架に句集なるものが並んだ最初の本である。
開いて見ると、栞の代りに先生の手折られたと思われるページの折り目が残っており、妙に懐かしく思えた。
また、そこには難しい文字や語彙に私の字で丹念に振り仮名をつけ、余白に意味を書いている。その数や一ページに一つぐらいの多さである
今読んで見ると俳句を嗜んでいるものなら当たり前の言葉ばかりであるが、当時の私には難解で分かりにくい言葉だったのだろう。
その振り仮名を見ているうちに私も15年間の進歩が、少しはあったのかもしれないと妙に安心して来た。
これを機にまた俳句に精進するとしよう。

 仮名付けて繙く句集冬温し  英世

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