再び「芭蕉」

常日頃、俳句歴何年などとその日月ばかりを意識しているが、その間の俳句に関する基本的な勉強不足を痛感している。
と言うことで、新年を期して5年ほど前に一度お話した饗庭孝男著の「芭蕉」を読み直してみた。
著書によれば、芭蕉が自分の俳句の境地に達したのは晩年の10年間で、年齢で言えば40歳に達してからとある。そう言った意味では私の俳句もこれからかもしれない。
その頃から芭蕉は貞門、談林風から深く自己を意識し、脱皮して「道の人」になってゆく。
その芭蕉が俳句を極める上でもっとも影響を受けた先人に、中国思想家の「荘子」と平安から鎌倉時代の歌人「西行」がいる。
荘子からは天(自然)につくことを学び、西行には和歌と生涯を旅に生きたその生きざまを学び、自らも旅に生きるつまり「旅の人」となったのである。
また、芭蕉が凡兆に言ったという「一句僅かに十七文字、一字もおろそかに置くべからず。俳諧もさすがに和歌の一体なり」の言葉が強烈に印象に残った。軽みもまた風雅だとも言っている。
私も芭蕉に倣って荘子と西行について今一度勉強し直してみよう。

 初春や開く俳諧七部集  英世  写真

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